2013年2月16日土曜日

土曜のあさは・・・

この人のテレビ番組を2本、朝から一気にみた。3時間ぐらい。

いかに自分の基準値が低いかを痛感。
もっと!もっと!と自分で思いながら、この程度か・・・と思った
この人はやっぱりすごい。
... テレビ番組見ただけで、考えていたこと、話すこと、すぐに進化した。
さらに得たものを自分に落とし込みたい。
自分の血肉にしたい。

一番得られたもので嬉しかったのは、「これでいいんだ」ということ。
自分の背中を押してくれる、目先だけじゃなくその先もやってみようかとエネルギーをくれる。

2013年2月10日日曜日

計画と無計画のあいだ 感想文

計画と無計画のあいだ 感想文

◇この本を読もうと思ったきっかけは、フェイスブックでした。

●●さんがリンクについて「いいね!」と言っています。
 △△さん 「起業って理屈じゃなくて勢いが大切だと再認識できる本でした」

クリックすると、
自由が丘にある勢いだけで創業したような出版社の創業記。
先日ミラー@蔵前で開催されたブックマーケットで購入したのですが、
面白くて元気をもらえて一気読みしてしまいました


AMAZONの書評も、「ページをめくる手が止まらない。」とか書いてある。


◇どうしてこんな感想を言われる本を読みたいかと思ったかと言うと、
自分も熱を伝えられるような文章が書きたいと思っていたから、どんな文章なのか興味を持った。
自分でも勢いだけでやっている事があり、孤独な感覚があった。人が同じように勢いでやっている話を知りエネルギーをもらいたかった。

という理由。


◇実際読んでみてどう?

読みたいと思った理由は満たされた。文章の参考になった部分もあるし、エネルギーも得られた。
そして、この本は本質から見る事を伝えていた。

 慣例や慣習がしがらみになってしまって、一番大事なところが抜けている時がある気がする。もともとはとてもシンプルな事なのに、それに関わった人によってさまざまアレンジがされ、後からそれを知った人は、シンプルだった事が複雑な事に捉えられたりしている。

物事が着ている服を一枚一枚はがして、最後の残るものは何か?

裸はどんなものか?

裸を見て、自分がどう感じて、どうしていくのか?それが大切だよね

って改めて感じさせてくれた本だった。

2013年2月9日土曜日

僕が見聞きした311に関わる活動団体とその質について。


ねこばばチャリティー活動、メール・電話対応できない支援団体・・・がある一方で、
市長の直筆署名の感謝状が届く相馬市。
僕が見聞きした311に関わる活動団体とその質について。


そろそろ311震災から2年経ちます。この前は、海外からの寄付金のまとめを、個人的に国民ひとりあたりした換算したもの出してみました。

今回は、そうした海外からの義援金・寄付金の行き先について、僕の体験から感じる事をシェアしたいと思います。

チャリティー活動して集まったお金がどのくらいで、どこへ行き、どう使われているのか?

これがしっかりと透明性を持って公開されているところって少ないと思います。



「Tシャツ売って、日本をサポートしよう!」よくある企画です。収益はすべて日本へ送ります。
で、何枚売れて1枚あたりの収益が〇〇円だから、合計△△円になった。
それを赤十字に寄付した領収書がこれです!

という現実の数字・実績を公表せず、

「ここで売りました!」
「次は〇月〇日に◇◇公園のイベント行います。是非参加して下さい!」

活動をやっています 側面をばかり出して、数字がない活動報告している団体も多いですよね。

中には、こうして売上げたお金を集めた人が流用してしまっているところもあるようです。

ねこばばってこと。

とんでも話です。



また、受け取る側 被災地やその支援をする団体・組織にも、つっこみたくなるような所もあります。

例えば、問い合わせのメールが返ってきて、そのメールを書いた人の署名がないケース。
僕がその団体へ寄付や活動の内容を知ろうと問い合せたら、誰が書いたわからない文面が返ってくる。
文責をはっきりさせていないものがくるわけです。

こんなの普通のサービス業ならありえない話です。

電話でも受信したら「お電話ありがとうございます。〇〇(社名)の安部でございます。」といいますよね?
僕が電話で問い合せた10程度の団体では、名前は受けた人が名乗らない団体はほとんどでした。

話していると、ぜんぜん答えられないケースもあり、「う~む、どうやら電話口は学生のバイトだな」みたいに感じてしまうケースばかり。

電話を取るときの取り方、受け方。メールでの対応の仕方。そのくらいの教育はしないのでしょうかなぁ。
スクリプトひとつ用意すれば、誰でもできるような事すら出来ていない状態の「被災地支援組織」が多いという事を感じました。


活動報告と言っても、学生の部活動の活動報告のクオリティーと大差がないものもあります。

確かにそうですよね、「〇〇しました!」ばかりの並べてあるものですから。

実際にかかる人件費を抑えて、もっといろんな事できるんじゃない?
現地の人の雇用を目的とした活動団体でしたっけ?

と言いたくなるようなところもあったり・・・・。



その一方で、ここまでも後のケアもしてくるのかと感じた所があります。

これは素晴らしい例として実名をあげて紹介したい。
それは相馬市の震災孤児支援の基金です。

カナダの日系団体で集まったお金を、僕が日本での手続きをお手伝いさせてもらっていてそこで寄付したのが相馬市です。
相馬市から送られたものは、すべて埼玉県の僕の住所に届き、それをカナダへ送り直しています。

これまで領収書はもちろん、「市長の署名が入った感謝状」「報告書」など数回あります。

市長の署名は、筆を書かれたもので、ハンコが微妙に曲がっていたりリアルです。

丁寧に経過を報告し、これから子供たち約50人が社会人へなるための教育費の目処が経ったと、3月末を持って募集を締切るというお知らせもありました。
これはひとり1000万円ぐらい必要だと計算し、約5億円目指していたようなのですが、それが達成できる見込みだそうです。

これほどの額が達成できるという背景には、市長はじめ市の職員の方々の丁寧な対応をあったからだと僕は感じています。


「震災支援」「被災地支援」という名目で、行われているチャリティー活動。
「被災地で力を尽くします」という団体・組織。
その姿勢はいいのですが、やっぱりやっているのはそこにいる”人”なんですよね。

同じ事やって10万円ぐらいの事をやって、50万円の価値にできる人もいれば、7万円の価値にしかできない人だっているわけです。

”やっているからいい”ではなくて、”質の追求”までしているかどうか。
震災に限らず、大事なテーマです。

2013年2月3日日曜日

東日本大震災 海外からの援助まとめ

東日本大震災 海外からの援助をまとめてみました。

ソースは、寄付白書2012と2011年の人口統計を利用して、
主な地域別、国別、総額、人口一人あたり換算をしています。




◆北米
民間からの援助は、北米(アメリカ・カナダ)がすごい規模になっています。
アメリカは、原発の技術的支援、米軍の被災地支援(トモダチ作戦)など民間経済的な援助以外にもサポートがありました。
カナダも人口はアメリカの約10分の1ですが、親日な国のひとつである事を示すように大きな支援だったことがわかります。日本の隣国 韓国や中国よりも人口は少ないですが、規模は大きくなっています。カナダ政府から物資の支援もありました。

◆アジア
そして何と言っても台湾。
政府系と民間をあわせて、国民ひとりあたり日本円にして1500円越える額になっています。
台湾の平均所得は約200万円と言われています。日本の平均所得と比較すれば、2500円ぐらいに換算できます。
日本人でも義援金を2500円以下だった人も多いのではないでしょうか。
台湾がいかに親日、もっと言うと愛日であるかがわかります。

台湾からこうした支援が届けられた背景には、1999年の921大地震があります。
午前中に起きた地震に、日本の救援隊はその日中に被災地へ入りました。
今こそ自分たちが恩返しする時だと、311震災へ多くの寄付が集まったと言われています。

◆中東
民間からではありませんが、政府の巨大な支援として中東地域から届けられたものを特筆しています。
クェートは原油500万バレルを提供、日本政府はその400億円分を基金として被災3県へ配りました。
カタール政府からも80億円の経済的援助。
こうした中東地域の、面積も人口も小さな資源国からの支援が届けられており、国民一人あたりに換算すると、桁違いになってしまう規模になります。

◆アフリカ
武装勢力・人質事件のあったアルジェリア政府からも8億円の寄付があります。

◆欧州
スイスが一人あたり250円を越える額になっています。
イギリスとフランスが、全く同規模になっているのも少し面白いですね。
人口は多いけれどたの国と比べて小さい規模のイタリアやスペイン、半島部にあたり地域の経済が特に弱かった事を反映しているのでしょうか。

◆南米
南米からは他の地域に比べると大きな支援にはなっていないようです。
国民ひとり換算していも1円に満たない規模になっていました。


◆◇最後に◆◇
これ以外にも物資の支援や、国際機関を通さずに直接被災地へ送られた援助もたくさんあります。実際に自分も少しだけ日本での手続きのお手伝いをさせてもらっています。
世界からさまざまの支援がこうした形で届けられているのは、本当にありがたい事です。
これは世界の人たちの暖かい気持ち、日本人がこれまで世界で積み上げてきた信頼などがあると思います。
一人の日本人として、それに見合う振る舞いを行っていきたいです。