2013年2月3日日曜日

東日本大震災 海外からの援助まとめ

東日本大震災 海外からの援助をまとめてみました。

ソースは、寄付白書2012と2011年の人口統計を利用して、
主な地域別、国別、総額、人口一人あたり換算をしています。




◆北米
民間からの援助は、北米(アメリカ・カナダ)がすごい規模になっています。
アメリカは、原発の技術的支援、米軍の被災地支援(トモダチ作戦)など民間経済的な援助以外にもサポートがありました。
カナダも人口はアメリカの約10分の1ですが、親日な国のひとつである事を示すように大きな支援だったことがわかります。日本の隣国 韓国や中国よりも人口は少ないですが、規模は大きくなっています。カナダ政府から物資の支援もありました。

◆アジア
そして何と言っても台湾。
政府系と民間をあわせて、国民ひとりあたり日本円にして1500円越える額になっています。
台湾の平均所得は約200万円と言われています。日本の平均所得と比較すれば、2500円ぐらいに換算できます。
日本人でも義援金を2500円以下だった人も多いのではないでしょうか。
台湾がいかに親日、もっと言うと愛日であるかがわかります。

台湾からこうした支援が届けられた背景には、1999年の921大地震があります。
午前中に起きた地震に、日本の救援隊はその日中に被災地へ入りました。
今こそ自分たちが恩返しする時だと、311震災へ多くの寄付が集まったと言われています。

◆中東
民間からではありませんが、政府の巨大な支援として中東地域から届けられたものを特筆しています。
クェートは原油500万バレルを提供、日本政府はその400億円分を基金として被災3県へ配りました。
カタール政府からも80億円の経済的援助。
こうした中東地域の、面積も人口も小さな資源国からの支援が届けられており、国民一人あたりに換算すると、桁違いになってしまう規模になります。

◆アフリカ
武装勢力・人質事件のあったアルジェリア政府からも8億円の寄付があります。

◆欧州
スイスが一人あたり250円を越える額になっています。
イギリスとフランスが、全く同規模になっているのも少し面白いですね。
人口は多いけれどたの国と比べて小さい規模のイタリアやスペイン、半島部にあたり地域の経済が特に弱かった事を反映しているのでしょうか。

◆南米
南米からは他の地域に比べると大きな支援にはなっていないようです。
国民ひとり換算していも1円に満たない規模になっていました。


◆◇最後に◆◇
これ以外にも物資の支援や、国際機関を通さずに直接被災地へ送られた援助もたくさんあります。実際に自分も少しだけ日本での手続きのお手伝いをさせてもらっています。
世界からさまざまの支援がこうした形で届けられているのは、本当にありがたい事です。
これは世界の人たちの暖かい気持ち、日本人がこれまで世界で積み上げてきた信頼などがあると思います。
一人の日本人として、それに見合う振る舞いを行っていきたいです。

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