3位決定戦直後のインタビュー 「蹴ったら入りました!」 |
両足でフリーキックを決めたスイス戦、3位決定戦のナイジェリア戦の無回転シュートなど、
記憶に残っている人も多いはず。
僕の個人的感想ですが、
ボールを持つと「何をしてくれるんだろう」と、観ている側にはワクワクさせる気持ち・期待感をいだかせる選手。
全盛期のロナウジーニョみたいな。
インタビューも明るくハキハキしていて、爽やか。
とても好感が持てる。
近い将来A代表(なでしこ)入りを期待しています。
よく知られていますが、彼女はサッカー協会がエリート養成として設立したJFAアカデミー福島一期生。
Cool Japan Football 田中陽子と振り返るU20女子W杯 より |
その中で、田中陽子選手が2011年にイギリスに10日間、サッカー短期留学した時の記事がありました。
内容をみると、充実した時間で実りのある留学だったようでした。
しかし、順調に事が運んだのではなく、「今までにないくらいのどん底の気分を味わった」とあります。
そこから得た「困難に直面した時に、状況を打開する術」を学んだと書かれていました。
『・・・・物事の悪い状況を解決するためには「時がなんとか解決してくれるのではなく、自分で行動を起こしてなんとかする!」ということを覚えました。』
こうした教訓は、サッカー選手やアスリートに限らず、誰にでも当てはまることだと思います。
僕の経験でも、会社から契約打ち切りを言われた2011年3月に、震災が起こり、さらに友人が病気でなくなりと、この先どうしようかと悶々とする辛い時期もありました。
その中で”人生でやりたいかった事へチャレンジ” ”一人の日本人としてありがとうを伝える行動”を決断し、カナダ横断を通して素晴らしい経験を得ました。
なので、田中陽子選手の言葉に強く共感を覚え、学びました。
Cool Japan Football 田中陽子と振り返るU20女子W杯 より |
これからの田中陽子選手に期待し、応援していきたいです。
以下、抜粋。
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このようにとても楽しいイギリス留学だったのですが、私はその楽しさ以上の海外での大変さと辛さを経験し、
それを自分で解決するということも学びました。
まずイギリスに到着した翌日に、はるな(川島)がスペイン留学から日本にロンドン経由で帰るということになって
いたので、私は見送りをしにロンドン空港に行ったのですが、航空会社の予約間違いとセキュリティのトラブルで
飛行機に乗り遅れてしまいました。
その時に、航空会社の人と話すのに英語で状況を説明しなければいけなかったのですが、私たちは全然英語が
しゃべれないので、伝えるのにとても苦労しました。しかし最終的には、頑張って状況を伝え終えて、はるなは
無事、次の便の飛行機に乗って日本に帰ることができました。
やはり、少ない知識の英語では会話をするのはとても難しかったです。
そして、初日でいきなりハプニングが起きたかと思うと、次の日には最悪の事態が起きました。
今まで日本にいる間に連絡をしていた女子のトップクラブチームのどのチームとも全く連絡がとれなくなって
しまいました。
私のイギリスに来た一番の目的はイギリスのサッカーを体感するということなのに、チームの練習にすら行けない
となると、自分はイギリスに何を来たのか分からなくなってしまいました。
私は、その時今までにないくらいのどん底の気分を味わいました。
しかし、このままではイギリスに来て何もしないのは本当にイギリスに来た意味がなくなってしまうので、何か
行動をしようと思い、たまたま男子のユースの練習に参加できる機会があったのでそこに参加することにしました。
すると、そこのユースの監督がトップの女子のクラブチームとつながっていたので、連絡をとってもらいアーセナルと
バーミングハムというイギリスのトップチームの練習参加することが可能になり、最終的にはイギリスに来た一番の
目的を達成することができました。
私は、このような経験から、物事の悪い状況を解決するためには「時がなんとか解決してくれるのではなく、自分で
行動を起こしてなんとかする!」ということを覚えました。
私は、この10日間のイギリス留学で、イギリスに来なければ絶対に経験出来なかったことをたくさん経験しました。
サッカーだけでなく、最初の数日間の辛い思いもしたし、反対に海外ならではの楽しさも肌で感じることができました!
そのイギリスで経験したことを、日本での生活やサッカーにも生かし、また、仲間に言葉やプレーで伝えて自分自身も
これから成長していきたいと思います。
高3 田中陽子
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JFAアカデミー福島 女子ダイアリー こちら から 2011年9月8日の日記をご覧下さい。
写真もふんだんに掲載されています。
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