僕がメディアに載るということ。
誤解を恐れずに書きますと、僕はメディアに載りたいと思っています。
それは“日本人として”、311震災への支援へのありがとうを伝えたいと思って、自転車で走っているからです。
同じような事をやった人、結構います。
カナダ横断も、台湾1周も、アメリカを自転車で走った人もいます。(台湾はランニングで1周された人も)
僕よりもTwitterのフォロアー多い人もいるし、日本のメディアに載っている人もいます。
でも、それをすべて一人でやった人は、今のところ知りません。
加えてニュージーランドも1周しているし。
こんな事思っている人がいると思います。
Q:お前、新聞に載りたくてやっているか?
A:(誤解を恐れず言えば)はい。そうです。
Q:有名になりたいのか?
A:そうではないけれど、日本人がこうして感謝を表現していることを知ってもらうには、これだけ続けている人の名前が出てくるのは、仕方がないことだと思います。
他にそんな人見たらないから。
Q:自分のためにやっているんじゃないのか?
A:僕がやっていることを知ると多くの人が喜んでくれることを、僕は知っています。
人に喜んでもらいたい。
それが僕の喜びであり、モチベーションです。
日本人としての誇りを教わったことはありません。
愛国心を育むような教育も受けた覚えもありません。
でも僕は僕なりに日本が好きです。
日本人でよかったと思います。
日本のためになることがしたいと思っています。
日本人として恥ずかしくない振る舞いをしよう、いつもそう思っています。
海外で暮らしたことのある方で、僕よりももっと強く思ってらっしゃる方は多いと思います。
何十年と暮らし、その土地でしっかりと日本人として生きてこられた。
そうゆう方に比べたら、僕のやっていることなんて、微々たるものです。
でもそうゆう方が特に喜んで下さる。
恐れ多い限りです。
少し話はそれますが、
そうゆう方からお話を聞かせていただくのは、最高の財産です。
お金に換えられるものではありません。
突然自転車乗ってきて、いきなりそうやって話をして下さるんです。
僕が変なやつだったらどうするの?って(笑)
もちろん、そうじゃないけど。
僕がやりたいこと、持っている思いや志。
それを行動で現実にできているから、みなさん信用してくださるだと思います。
スポンサーないってのもいいのかな。
日本人のやっていることなんだら、どこかの会社のサポート受けてやるべきことじゃないでしょ。
311は日本の災害であって、特定の会社の災害じゃないし。
正直なところスポンサーあるといいと思う時、多々ありまし、探していた時もありますが(笑)
何かに縛られるのは、時々面倒になります。
使っているところ、レポートしろとかね、マークみせろとか。
それよりも大切なことあるから、スポンサーないほうがいいのかもしれませんね。
話をもとにもどして、
スポンサーもなく、自転車に日本人として「ありがとう」のメッセージをつけて、走ること。
それを2年間、4カ国のべ15000KMに続けていること(このアメリカカナダ西海岸が終わったら16000KMになります)
この数字で、日本人としての気持ちを伝えられるのは僕だけですし、
(偉そうな表現でごめんなさい)
この現実を持っていけば行く先々の方々は、さらに喜んで下さると思って、ペダル漕ぐんです。
もう「有名になりたい」とか、とっくに通りすぎてしまいました。
そうなりたいって気持ちもありましたよ。
それは自転車で走る前の時のほうが、大きかった。
自転車で走っている時は、2年前のカナダ横断中、2011年9月ごろ思っていたかな。
カナダから帰る前には、日本ではなんもないだろうなって気づき始めていました。
そうゆう時期もあり、それでもニュージーランド、台湾へ行った。
台湾は、その時から見てくれている方ならわかると思いますが、
新聞、テレビ、ラジオ載りまくりました。
メディアの取材を受けると、時々ボツるんですが、
たぶん台湾はそれがほとんどなかった。
知らない間に、日本のYAHOOニュースの中にもあった。
で、もう有名になりたいとか通りすぎたんですよ。
有名になりたいだけなら、台湾で終わりでいいですよ。
カナダ横断はじめる前から、台湾終わった時までで、ちょうど1年ぴったり。
タイミングもその時でよかった。
いくら載ったってお金にならないし、スポンサーがないからスポンサーからもご褒美があるわけでもありません。
でもね、今アメリカを走っているんです、僕は。
そこで出会った人にも出会わなかった人にも、日本人のありがとうを伝えたいから。
出会わなかった人のなかに、僕のストーリーを知って喜んで下さる方いるんです。
だから広く知ってもらうためにメディアに載りたいと思っているんです。
新聞に載ったのをみて、追いかけてきてくださる方だっていました。
ラジオに電話インタビューが放送されて、泊めてくれた人もいました。
テレビニュースになって、声かけてくれた人、一緒に写真撮った人、もうたくさんいました。
FBでメッセージしてくれる人がいました。
そうやって、僕のストーリーで喜んで下さる方がたくさんいる。
だから、僕が出会えない人たち(この人たちのほうが圧倒的に多いわけですけど)のために、
知ってもらうために、メディアに載る。
それが、日本の誇りを、日本人の大和魂や礼儀正しさを伝えることになる。
こうゆう感覚は、やっている本人にしかわからないかもしれませんが・・・。
大丈夫!1日したら僕の名前なんて忘れているから(笑)
有名になんかならない。
大切なのは日本人の気持ちと行動。
それを届けられればいいんです。
「ThankYouっていう日本人いたなぁ~、名前なんだっけ?」って。それでいい。