2011年11月11日金曜日

一人の日本人としてという気持ちの原点

今回大切にした“一人の市民”として、日本からの感謝を伝えることの意義。

それは国際関係を中心に学びながら、一人の社会人として確信を得ていったものです。

代ゼミで今井宏先生の影響をうけた僕は、国際関係論を学びに政治学科に入ります。

そして入学したのは成蹊大学法学部政治学科。

ゼミは、遠藤誠治先生をとりました。

実は遠藤先生が大学時代教わっていた方が、鴨武彦先生

この鴨先生、国際関係論の入門書として紹介くださった「世界政治をどう見るか」(岩波新書)の著者。
今井先生が教わっていた方でもありました。

これ知ったときは、運命だと思いましたね(笑)
僕はそうゆう流れにいるんだと。

国際関係を学ぶにあたって、ひとりひとりの行動が大事だと感じていました。

遠藤先生のゼミや授業では、毎週課題図書が与えられ、それに関するレポートを書いて、生徒同士で議論するスタイル。

その議論は多岐にわたりました。

特に印象に残っているのがNGOの活動に書かれた本を読んだときのひとコマ。

僕は実際に自分でいって活動することが大事なんだなと趣旨の発言をしました。

(今思えば、ぜんぜん意欲の薄い発言でお恥ずかしい限りですが)

それについて、そうゆうことが大切だと思う と遠藤先生もおっしゃった。

ここでひとつ、共通しているものを思い出しました。

受験勉強で読んでいた、今井先生の参考書 パラグラフリーディング スーパー精読編のコラムには、
大学時代、政治哲学の講義での教わった教授の言葉が紹介されています。

「一般市民として、政治哲学を忘れずに生きること。在野精神とはそうゆうことである。」

その後、大学院にも誘われながらも電通に入社された今井先生。

その理由が、「一般市民としての立場を確保したかった」と書かれています。



市民ひとりひとりの振る舞いがイメージを決める。

これは国際関係ならずとも、当てはまります。

よく修学旅行などで担任の先生から、「あなたたちは○○学校の代表なんです。みられているんですよ。」と言われたものです。

お店でもそうです。一人の店員さんの振る舞い・対応が、そのお店のイメージを全部作ってしまう。

僕は新宿の伊勢丹で4年弱働いていましたが、

お客様の見えないところでは、間接的にどうサービスにつながるかを考え、
お客様のみえるところでは、なおさら自分の振る舞い・行動が直接的に伊勢丹のイメージなると日々感じていました。

それがもっと大きなレベルになると、例えば旅行先でひったくりやスリ、はじめ嫌な思いさせられた経験があると、その街や国のイメージを悪くしますし、親切にしてもらった経験があれば、その逆の印象になりますよね。


こうゆう学生時代の流れ、社会での実体験があり、一人の市民としてできることを考えていました。

ちょっと堅苦しく書くと、
一人の日本人として、3月の震災を受けて、国際社会の中で日本がどうあるべきか、日本人としてやるべき行動はなにか、という視点で考えてみたということです。


それが、今回の「震災支援への感謝を示す事」というこたえになりました。

だからレスブリッジヘラルド紙のインタビューのとき、「政治家でもビジネスマンでもない一人の市民として、伝えたいことがある」とお話させていただきました。

やっぱり日本が好きなんです。

日本人でいることが嬉しいんです。

日本人の誇りを、大和魂を持っているんです。

だから世界で日本を良く見て欲しい、イメージをあげたい。

そうゆう気持ちなんです。

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