2011年6月4日土曜日

20110604 from Sussex to Fredericton

今日はSussexという街からFrederictonという街を目指します。

少し屋根がかかるぐらい、まぁほとんど野外。

朝は5時すぎに起きて行動開始、と言ってもとても寒い。
なかなか体が動きません。なんとか寝袋はじめ、寝るためのツールをまとめバッグへいれて自転車を走らせます。走らせてももちろん寒い。走らせる行き先は街に西にあるマクドナルド。ショッピングセンターと同じ敷地にあり、24時間オープンしていることは昨日の買い物したときに知っていました。
コンタクトを入れるなど、軽い身支度をして、朝マックのコーヒーをいただきながら、今日一日の行動を確認。
全部のルートをチェックし、目的地とその過程の村と距離をメモし、地図を見やすいように折りたたんでフロントバッグにセット。
7時20分くらいから走り始めましたが、やっぱり朝早いのはいいですね。
他にもレシートのチェックをしたり、雑用を済ませました。

今日はFrederictonは120kぐらい先。
Nortonという村まで121号線、Jemsegまで695号、その後川沿いに105号を行く予定です。

Nortonまでは比較的順調でしたが、
そこからが大変でした。

かなりの坂道。しかも長い長い。
田舎道なので、もちろん車はほとんどこない。
補給ポイントありません。

特に695号線はひどい(笑)
坂につぐ、坂。
朝の早い時間帯から走り始めていたので、時間的余裕がきちんと持てていたのと、前日走った距離が短かったので体力的にはまぁ大丈夫だろうと思っていたので、よかったです。

かなり長く上り坂がきました。

もうともかく、その点は写真を見てください。


その坂が終わり、気持ちよく下っているとだんだん、ハイウェイを走る車の音が聞こえます。
どのくらい離れているのは正確にはわかりませんが、近づいていることは確か。
この先ハイウェイとのインターをぬけて、別の川沿いの道105号線へいきます。

この道の分かれ方がとてもわかりづらかったです。
地図をみると二手にきれいにわかれているのに、実際はそうなっていない。
ハイウェイを一度またぎ、その後でもう一度くぐるという道のり。

ここに差し掛かったときに、ちょっとおかしいなとおもって地図を広げていたところ、
後ろからバンが僕のわきに。
「どこにいきたいのかな?」
子供を助手席にのせたおじいさんなのかな?親切に道を教えてくれました。
とても暖かい雰囲気の方でした。

ここは湖沿いのきれいな、フラットな道。
とても走りやすいです。
土曜日のため、バイクでツーリングしている人たちやキャンピングカー、後ろにボートを引っ張っている車などがたくさん走ります。


空は曇り気味だけど、晴れていたら相当気持ちがいいんだろうとおもって走ります。

朝早く出てきたこと、山越えを終えて、平らな道を走っていることなど、余裕があります。
Frederictonの手前で、橋をあたり対岸へ。

Frederictonの空港やダウンタウンの側の岸へ渡ります。

地図をみるとその手前に街が。Oromocto。
おそらくそこでは買い物が出来るかなと思いながら、進みます。

予想通り、大きなスーパーがありました。
そこでしっかり買い物をして、しばらく休んですぐそこまできているはずの空港へ。
空港までは森の中を走り、急に空港が現れる感じでした。

空港では、wifiがとんでいるはずなのでそれで情報収集、メール作成などを。
それをしばらくの休憩です。



空港で調べてみると、ユースホステルが満室。
困りました。
また野宿か・・・?!?!

どうしようかと考えていたのですが、ちょっと聞いてみようと空港のエントランスにいる男性にきいてみました。
それがこの人。

その後電話して、大学の宿泊施設を聞いてくださいました。
なんとか泊まれるとなってほっとして、感謝の気持ちの折鶴を。
地震のことや友人の死があって自分のやりたいことのひとつ大陸横断している。日本人は感謝しているとメッセージしながらカナダを自転車で横断している」と話しました。
出口まで行く際に、この日本人は感謝を示しながら横断しているんだと他の空港スタッフへ声をかけていました。その中には握手を求めてくるスタッフも。
こうゆうのでイメージがつくられ、それがイメージアップになり、良い関係が築けていけるんだなとまた感じました。

空港から約15キロ先のダウンタウンを目指し走ると、ペダルが軽い!軽い!
あっという間にダウンタウンへ着きました。

教えてもらった大学へ向かいます。
大きな大学。University of New Brunswick - Fredericton
なかの建物へ、いくと大学生と思われる女の子が二人受付に。
僕「泊まりたいんですけど」
女子「予約ありますか?」
僕「いえ、でも空港から電話してもらっています。」
女子「そんなのあったっけ?聞いてないよね~」
女子たち「この人とめていいのかな~・・・」

なんだかだめそうな雰囲気、ここは学生のための施設だんだろうなと悟り、
僕「だめならいいよ、他を探さないといけないから」
女子「学生ですか?」
僕「違う」
女子「ここは学生のためのものなんです(やっぱり)、すみませんね」

ということで、宿泊の望みがたたれました。
どうしようか、どんどん寒くなってきているしダウンタウンを自転車転がしてます。
一応、だめもとでホステルに泊まれるか聞いてみようということで、探しながらいってみると、外にひげを生やした男性がふたり。
僕「今日とまれますか?」
男性「もちろん!」
僕「え!本当に!本当に!」
何度も聞きなおしました。
絶望から一気に救われた感じでうれしくてうれしくてたまりませんでした。

自転車小屋にいれてくれて安心。
受付にいくと、ホステルの会員カードをみせて、
男性「日本からきたのか」
僕「はい」
男性「カナダを横断しているのか?」
僕「はい! 何をすべきでしょうか・・・」
男性「他にはないもない、宿泊はフリーだ。ここは教会だからね。」

この男性たちは神父さまか牧師さまだったようです。

部屋は個室で、洗面台も。
バストイレもきれいでした。

慌てて、充電などをしながら、

今日一日、特に夕方からいろいろあったな~と思いながら翌日の準備をして深夜寝ました。

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