2011年6月3日金曜日

20110603 from Moncton to Sussex

教会の隅で過ごした夜があけて、どこか暖まれるような場所はないかと街を冷え切った体でまわります。
明るいとよくわかります。
昨夜の暗さとはまったく違って、雰囲気が手に取るようにわかる。
大きな道路ではひらけているのでスーパーなどはっきりみえる。
やっぱり明るいうちに街には到着しないといけない。それに毎日のアップロードを考えると、夕方に到着してその日のことをその日のうちにアップしておくのがいいと改めて感じます。


そうしているうちに、昨日のマックでわかったのですがカナダでの24H営業しているところがあるので、朝早く行っても大丈夫だろうとまたマックへ。
ここでひとつ素晴らしい出会いがありました。
韓国からこちらへ引っ越してきたチャンさん。
僕のオーダーをとってくれた人ですが
「どちらからきたの?(英語)」
「東京からです(ジャパニーズ英語)」
「あ~東京からいらっしゃったんですか!(日本語)」
なんと日本語が話せる方でした。
丁寧にオーダーを聞いて下って嬉しい気持ちになります。

朝マックを食べて、ぜんぜん寝れていないので少し仮眠しながら降り始めた前の様子をうかがっていると、チャンさんが
「いつまでいますか?(日本語)」
「雨の様子をみてです」
「私は3年間韓国で日本語勉強していました(日本語)。でも話す機会がなくてうまくはなせません(英語) 何かわからないことあったら聞いてくださいね(英語)」
その後家族で移り住んできたことうかがったり、僕が自転車で横断していることを話したり、今日行こうとしている地域の地形を聞いたりしました。
そうこうしているうちに、11時近くなってしまいそろそろ出ようと。
チャンさんには、お礼に折鶴を渡し握手を交わして出発しました。
疲れて凍えていた体がうそのような状態になり、嬉しさやがんばろう!という気持ちが自然と湧いてきたひとときでした。


今日目指すところはSussexという街です。
MonctonからFrederictonの中間ぐらい。
肉体的なことから、無理はせずに距離はとりません。

小雨の中走りはじめますが、雨はすぐに落ち着きます。
20キロぐらい走ったところで、小さな町が。
おなかも空いていたので、スーパーに入りました。

SUBWAYのサントウィッチも良いのですが、自分でパンとサラダを買って食べると一人SUBWAYができます。お値段はずっとリーズナブル。
2食分のお金で3食ぐらいまかなえる。
そう思っていたので、スーパーでサラダとパンなどを少々。

レジに並んでいると、こっちへどうぞを呼ばれて対応してくださいました。
そのレジのおばさんが、
「ドレッシングはいらないの?何がいい?」
ドレッシングは自由に持っていけるのですが、それを知らなかった僕のためにわざわざドレッシングをとってきてくださいました。
「日本からきたの?今日はどこまでいくの?」
「天候しだいです」
「そうね、天候しだいね。私のお友達で隣人すんでる人は富山からきているわ、がんばってね!」
たぶん僕の自転車をみて、日本人がきていることがわかり、それから僕をみつけてタイミングがあったのだと思います。

また嬉しくなりました。
チャンさんとこのおばさんの出来事、PEIで車を泊めてくれたクリスさん。
みんな日本に何かしらの縁のある人が声をかけてくださっています。
日本へ良いイメージをもっているからなんですね、きっと。これまでの日本人の恩恵を今僕は受けているのかも、そしてそれは僕がこれからカナダを横断していく中でも日本人のイメージを向上させて、カナダの良さを僕を通して伝えることができると思いました。

自転車こぎは再びはじまり、田舎の丘を越えて、丘を越えて、丘を越えての連続。
上り坂はきついです。
途中で自転車を転がして進みます。

途中、とある坂を上りきったところで例のサラダを食べます。
もうなんかめちゃくちゃおいしくて嬉しくなりました。

夕方の17時半ごろ、Sussexという街に到着。
観光案内所へいくと、もう帰る気まんまんのお姉ちゃんがこんな時間にきたことでかなりびっくりした様子で、いろいろ対応してくれました。
スーパーの場所などを聞き、また買出しに。
そうしたらそこでもマックあるので、明日はまた朝マックだなと思いながら買い物。
ここのスーパーでは奇跡のサンドウィッチが!
サブウェイのサンドと同じくらいのボリュームのものが4本で6ドル少々。
もう言うことありません(笑)
ゆっくり買い物し、他のお店もみながら街を中心をぐるとまわり、ネットにつなげるところを探しました。
たいてい図書館ならwifiがとんでいるので、図書館を探して壁際に寄りかかりながら、メールやら明日のルートの確認などをしました。

知らないうちに霧雨のような雨がふっていましたが、小さな町で22時も過ぎれば人通りもまったくなくなり、夜中鉄道の長い車両が走っていく音を聞きながら、また野宿になりました。

0 件のコメント: